2023.07.14 インフォメーション

ポリフェノールのすすめ

  1. 1、ポリフェノールは抗酸化物質

ポリフェノールは誰もが聞いたことのある言葉だと思います。茄子など色のついた食材に含まれる抗酸化物質です。

多くの人に知られているポリフェノールは、身近な食材に含まれています。

毎日の食事でポリフェノールを摂ることで、ミトコンドリアを活性化し病気予防になります。

この記事でポリフェノールを知り、毎日多くの食材から摂取して予防医学を実践して下さい。

  1. 2、ポリフェノールを含むもの

食材とそれに含まれるポリフェノールは、ウコンのクルクミン、ブドウやブルーベリーのレスベラトロール、玉ねぎのケルセチン、ミカンやレモンなど柑橘類のナリンゲニン、サクランボのアントシアニジン、大豆のダイゼイン、リンゴのプロアントシアニン、茄子のクロロゲン酸、生姜のショウガオール、紫蘇のロズマリン酸などがあります。

飲み物では緑茶や紅茶のカテキン、ウーロン茶のテアフラビン、赤ワインのレスベラトロール、コーヒーのクロロゲン酸、ウイスキーのエラグ酸などがあります。

酒席では、赤ワインかウイスキーがおすすめです。

  1. 3、ポリフェノールの働き

ポリフェノールには、抗酸化作用、抗癌作用、抗動脈硬化作用、抗ウイルス作用、抗肥満作用、HDLコレステロール低下作用、ミトコンドリア活性化作用があります。

緑茶のカテキンには、新型コロナウイルスを抑制することで知られています。

ポリフェノール摂取で癌、脳梗塞、心不全、糖尿病、高血圧、アルツハイマー病、筋ジストロフィーなどの予防効果を示す報告があるので、生活習慣病予防に有用であることが分かります。

ミトコンドリア機能低下で各種疾患が発生するので、ポリフェノールの摂取は、病気予防の一助になります。ウーロン茶ポリフェノールは、ミトコンドリア機能を活性化するという報告があります。ウーロン茶は脂肪燃焼作用があるので、食事の際にはウーロン茶ですね。

ウイスキーには、ポリフェノールが多く含まれるため、美白効果があるとする報告もあります。女性にはうれしい効果です。

  1. 4、ポリフェノール食材の調理例

①      長命草(ボタンボウフウ)

本稿で紹介しなかった長命草ですが、ポリフェノール含有量が多く、沖縄では比較的定番の野菜です。

サプリメントやお茶として活用されています。沖縄ではくずした木綿豆腐と和えたり、生の葉を刻んで刺身に添えて出す場合があります。長命草の定番調理法は、マガリスです。マガリスは、一度茹でた長命草を刻み、味噌やピーナッツバター、ニンニクと和えて完成です。沖縄の健康長寿食として知られています。マガリスに崩した豆腐をあえてもいいですね。

②      茄子

茄子の調理法は以外と多く、茄子味噌、天ぷら、素焼き、素揚げ、はさみ揚げ、煮浸し、カレー、焼き浸し、蒲焼き、麻婆茄子などがあります。

茄子皮にポリフェノールが含まれるので、調理の際に皮を捨てずに食材として活用して下さい。茄子皮だけをピーラーでとって、みりん、砂糖、醤油、鷹の爪で甘辛煮にすると非常に美味しいご飯のお供になります。お試し下さい。

③      紫蘇

紫蘇は、紫蘇巻き、おにぎり、天ぷら、パスタ、餃子、和え物、紫蘇入りハンバーグなど多彩な調理法があります。

④      玉ねぎ

玉ねぎは日常的に食べる食事です。炒め物、天ぷら、サラダ、スープ、味噌汁、ハンバーグ、肉じゃがなどの調理法があります。

⑤      大豆

大豆は、豆腐、味噌、納豆、湯葉、大豆ミート、テンペ、おからなど形状も豊富です。さらに豆腐は、ハンバーグ、炒め物、ゆし豆腐、厚揚げ、湯豆腐、揚げ出し豆腐、豆腐ステーキ、豆腐クッキー、豆腐ベーグル、麻婆豆腐、和え物などこれまた多彩に料理できます。

テンペは、テンペ菌で発酵させたインドネシアの食品です。あまりスーパーで見かけることはありませんが、ネットで購入できます。炒め物、甘辛煮で美味しく頂けます。

  1. 5、まとめ

今回は身近にありながら、あまり意識されないポリフェノールに焦点をあてました。アルツハイマーなど病気予防の可能性を示唆する報告もあるので積極的に活用するべきです。

今夜は、ウコンたっぷりのルーに茄子、玉ねぎ、大豆の入ったカレーはいかがですか?

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